現場の統計学シリーズ【改訂新版】社会調査のための統計学
--生きた実例で理解する--

[表紙]【改訂新版】社会調査のための統計学 --生きた実例で理解する--

紙版発売
電子版発売

A5判/292ページ

定価2,640円(本体2,400円+税10%)

ISBN 978-4-297-14146-2

電子版

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書籍の概要

この本の概要

2011年に刊行した『社会調査のための統計学』(2021年9月第8刷)の改訂新版。

回帰分析の基礎から応用まで大幅に加筆。本書1冊で社会調査に必要な統計学のすべてを網羅しています。またダウンロード可能な練習問題もご用意しました。理解度の確認などにぜひご活用ください。

こんな方におすすめ

  • 新聞,テレビなどで出てくる統計の話について詳しく,統計を学んでいる学生,公務員など社会生活のアンケートをとる必要のある人

本書のサンプル

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目次

  • はじめに

第1章 データと変数

  • 1-1 社会学におけるデータ分析
  • 1-2 データとは何か
  • 1-3 ケース・変数・値
  • 1-4 変数の性質を理解しよう
  • コラム Σ(シグマ)の意味

第2章 変数の特徴を分析しよう(1)

  • 2-1 質的変数の特徴を調べよう:度数分布表
  • 2-2 量的変数の特徴を調べよう(1)たくさんある値を区切る(階級)
  • 2-3 度数分布表をグラフにする
  • 2-4 量的変数の特徴を調べよう(2)変数の「中心」はどこにある?
  • 2-5 平均値・中央値・最頻値の違いを理解しよう
  • コラム 比率の変化の表現に注意!

第3章 変数の特徴を分析しよう(2)変数のちらばり

  • 3-1 量的変数のちらばりを把握しよう(1)範囲
  • 3-2 量的変数のちらばりを把握しよう(2)分位数
  • 3-3 ちらばりをグラフで表現する「箱ひげ図」
  • 3-4 量的変数のちらばりを把握しよう(3)分散
  • 3-5 量的変数のちらばりを把握しよう(4)標準偏差
  • 3-6 標準偏差の応用:標準化・標準得点・偏差値

第4章 変数の関係を分析しよう(1)クロス集計表

  • 4-1 度数分布表だけで大丈夫?
  • 4-2 クロス集計表
  • 4-3 比率で分布を比べる
  • 4-4 クロス表のグラフ表現
  • 4-5 関連を1つの数値でまとめるには:関連係数

第5章 変数の関係を分析しよう(2)平均値の比較と相関関係

  • 5-1 質的変数と量的変数の関係の分析
  • 5-2 量的変数どうしの関係の分析(1)散布図を描いてみよう
  • 5-3 量的変数どうしの関係の分析(2)相関係数
  • 5-4 共分散と相関係数の意味を理解しよう
  • 5-5 相関係数による分析の例
  • 5-6 関係のしかたは1つじゃない

第6章 変数の関係をより深く考えよう:原因と結果の考え方

  • 6-1 因果関係の3つの基準
  • 6-2 見かけ上の相関と第三変数
  • 6-3 原因と結果をつなぐもの

第7章 変数の関係をさらに分析しよう(1)

  • 7-1 2重クロス表の限界
  • 7-2 3重クロス表
  • 7-3 3重クロス表をグラフ化しよう
  • 7-4 変数のコントロール
  • 7-5 3重クロス集計における関連のパターン

第8章 変数の関係をさらに分析しよう(2)

  • 8-1 変数を組み合わせた平均値の比較
  • 8-2 独立変数の影響のパターン
  • 8-3 偏相関係数
  • 8-4 生態学的相関

第9章 そのデータは信頼できますか?母集団と標本の関係

  • 9-1 母集団と標本
  • 9-2 偏った標本の危険性

第10章 部分から全体を知る(1)

  • 10-1 推測統計学とは
  • 10-2 母数と標本統計量
  • 10-3 推測統計学と確率
  • 10-4 「確率に基づく判断」の意味
  • 10-5 推定の理論的背景

第11章 部分から全体を知る(2)

  • 11-1 統計的検定の必要性
  • 11-2 帰無仮説と対立仮説
  • 11-3 統計的検定の考え方
  • 11-4 統計的検定の実際
  • 11-5 統計的検定の基礎知識

第12章 クロス表のカイ2乗検定

  • 12-1 クロス集計表の統計的検定
  • 12-2 クロス集計表における統計的独立
  • 12-3 カイ2乗検定の方法
  • 12-4 有意水準と関連の大きさ
  • 12-5 カイ2乗値に基づく関連係数:クラメールのV係数

第13章 平均値の差の統計的検定

  • 13-1 2つの平均値の差の統計的検定:t検定
  • 13-2 3つ以上の平均値の差の統計的検定:分散分析

第14章 回帰分析の基礎

  • 14-1 回帰分析とは
  • 14-2 回帰分析の基本的な考え方
  • 14-3 予測値と残差
  • 14-4 回帰直線の引き方:最小2乗法
  • 14-5 あてはまりの良さを調べる:決定係数
  • 14-6 回帰分析の統計的検定
  • 14-7 分析結果を表にまとめる

第15章 重回帰分析

  • 15-1 独立変数を増やす:重回帰分析
  • 15-2 回帰係数の標準化
  • 15-3 ダミー変数
  • 15-4 重回帰分析の結果のまとめかた
  • エピローグ 本当の戦いはこれからだ!
  • 参考文献・サイト
  • 付録表
  • 索引
  • 著者プロフィール

著者プロフィール

神林博史(かんばやしひろし)

東北学院大学人間科学部 教授

1971年長野県生まれ。金沢大学文学部行動科学科卒業,東北大学大学院文学研究科博

士後期課程修了。博士(文学・東北大学)。

研究分野は社会意識論,社会階層論。


三輪哲(みわさとし)

立教大学社会学部 教授

1972年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業,東北大学大学院文学研究科

博士後期課程修了。博士(文学・東北大学)。

研究分野は社会階層・社会移動,計量社会学。